2008年07月10日
トーノZEROアニメ感想ポケットモンスター total 4240 count

周囲のみんなが間違っているとき、自分1人だけ正しい道を貫けるか!?

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZEROのアニメ感想です。

 今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

「ヨスガコレクション!ポケモンスタイリストへの道!!」

あらすじ §

 再度ヨスガジムに挑戦に行ったサトシ達ですが、ジムリーダーは旅から戻っておらず、挑戦できません。

 そこに、アイドル ポケモン スタイリスト(ポケリスト)のパリスが通りかかります。

 パリスは、手作りアクセサリの発表会であるヨスガ コレクションに、ヒカリはミミロルで、サトシはピカチュウで出てみないかと誘います。

 この大会には、お金持ちのお嬢様である縦巻きロールのチョウコさまも出場します。

 しかし、チョウコを見た謎の女性が、分かっていないといい、ヒカリにはポケリストの極意はコーディネーターと同じだと告げます。

 その謎の女性は、ポケキャン編集長、ホシノ女史と分かります。

 ムサシとソーナンスは、せっかくコジローが作ったシンプルなアクセサリを過剰なメイクで台無しにして出ます。

 サトシとピカチュウは、少し趣旨を勘違いした雷さまの衣装で出ます。

 チョウコさまはド派手な衣装で出ます。

 ヒカリとミミロルは、シンプルなアクセサリでポケモンを引き立てます。

 各賞の発表前にロケット団が乱入しますが、ヒカリとパリスのミミロル、ミミロップの同時攻撃で撃退します。

 ユニーク賞はサトシ。アクセサリ賞はチョウコ。優勝はヒカリとなります。

 ヒカリはホシノからポケキャンの専属スタイリストとして誘われますが、目標があるからと断ります。

感想 §

 今回の内容の面白さは、みんなが勘違いして盛り上がっている状況下で、いかにして「あるべき姿」を捉えるかの苦悩にあります。

 これはけしてポケモン世界の中のみにある問題ではなく、現実の世界にもいくらでもある問題です。たとえば、ネットには山のような誤情報がありますが、そのような誤情報にいちいち反応して大騒ぎする人たちが珍しくもありません。しかし、あるべき姿をきちんと見据えていれば、そのような誤情報にそう簡単には踊らされないはずです。いかに、人間とはうかつな生き物であるかが分かりますね。

 しかし、周囲の大多数が間違っているときに、自分だけが正しい選択を行ったとしても、不安をぬぐい去ることはできません。事実、今回のヒカリは最後まで迷っています。そこが今回の最大の見所と言っても良いですね (素晴らしい!)。あくまで正しい選択を貫く精神力が試されています。今回のヒカリの優勝は、アクセサリがどうの、という以前に、まずこの精神力が認められた結果なのでしょう。

 それにしても、ポケキャンとは凄い名前の雑誌ですね。

更に感想 §

 アイドル魂、職人魂で燃え上がるムサシとコジローもいいですね。

 そして、観客席で話すタケシと変装コジローの相互理解もいいですね。妙なところで気の合う2人。

今回の一言 §

 縦巻きロールのチョウコさん。エースをねらえのお蝶婦人を彷彿とさせますね。いちいち荒いタッチの止め絵になりますが、これはアニメ「エースをねらえ」の演出や監督で活躍した出崎統さんの決め技ですね。